絶対的自由への道

 

 人は自分自身の光りとなるべきだ。この光りが、法である。他に法などない。他の法と言われるものはすべて、思考によってつくられたものだ。だから分裂的で、撞着(どうちゃく)を免れない。自己にとって光りであるとは、他人の光りがどんなに筋が通っていようが、論理的であろうが、歴史の裏づけをもっていようが、自信に満ちていようが、けっして追従しないということだ。もしあなたが、権威、教義、結論といったものの暗い陰の下にあれば、自分自身の光りであることはできない。倫理性は、思考によって組み立てられるものではない。環境の圧力に押されて出てくるものでもない。それは昨日に属さず、伝統にも属さない。倫理性は愛の産む子供であり、愛は欲望や快楽ではない。性愛や官能の楽しみは、愛ではない。

クリシュナムルティ

 

 ブッダの教えと完全に一致している。「なんじらは、ここに自らを燈明とし、自らを依所として、他人を依所とせず、法を燈明とし、法を依所として、他を依所とせずして住するがよい」(大般涅槃経)。ブッダもクリシュナムルティも「私の教えに従え」とは絶対に言わない。一切の隷属から人々を解放することが彼らの教えであった。

 クリシュナムルティの言葉はどれも、水のように浸透し、風のように頬を撫でる。彼のメッセージは「一切の条件づけに反逆せよ。そのために、ただひたすら己の心を探り、心を見つめよ」ということに尽きる。

 

 

The most common ego identifications have to do with possessions, the work you do, social status and recognition, knowledge and education, physical appearance, special abilities, relationships, person and family history, belief systems, and often nationalistic, racial, religious, and other collective identifications. None of these is you.

Eckhart Tolle

 

The greatest fear in the world is the opinion of others, and the moment you are unafraid of the crowd, you are no longer a sheep, you become a lion. A great roar arises in your heart, the roar of freedom.

OSHO

 

Radha Chihiro
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