息とは自分の心と書く
息を変えることによって自分の心を変えることができる
吐く息を長くするとよい
笑うときは息を吐く
しゃくに障ると吸う息が長くなる
吸う息では笑えない
のんびり、ゆったり円満のときは
自然と吐く息が長くなっている
むしゃくしゃしたら、しゃくにさわったら
吐く息を長くするとよい、ストレス解消に役立つ
笑いの呼吸法を体得すると、すべて巧くいく、健康になる
呼吸は吐いてから吸うと書く
吐く息が長い人は長息=長生きする
病人はその逆で、吐く息より吸う息の方が長い
気分が悪いと自然にそういう呼吸になる
円満・健康呼吸法
息を吐いて吐いて吐ききる、肛門を締め
お腹を凹ませながら、口を細めて、口から吐く
これ以上吐けないと言うまで吐く、そして、ちょっと止める
息を吸う時には鼻で吸う、先ず腹で吸う、それから胸いっぱいにする
これ以上吸えないくらい吸い、ちょっと止める
これを繰り返す、一日何回かやる、10回を繰り返す
現代人はみな酸素不足になっている、だから調子が悪い
これは、お腹の体操になり、便通が良くなる
酸素不足が解消して循環が良くなる、血液サラサラになる
胃のところを手で抑えながら息を吐ききる
何回かやると、あくびが出てくる、体内の邪気が抜ける
両手を上にして体をそる、上半身を後ろにそる
息を吐きながら体を曲げる、左右に曲げる捻る
自然体になっていく
息を変えることによって、
気分を変えることができる
人生を変えることができる
呼吸の重要性
医学だけでなく食などの問題をよく取り上げていますが、もしかしたらそれと同じかそれ以上に重要な問題があります。それが空気であり息であり呼吸法です。実は盲点になっていますが、空気は「食う気」であり息は「生き」と表現できるのも面白いことです。
長息は文字通り一つの息を長くすることであり、やろうと思えば誰でもできることです。あらゆる古典的な手法論が長い息を勧めており、経験的にもいいことが多いのは確かです。医療関係者ならわかりますが、テンパっている人もパニクっている人も息は非常に短く、そもそも呼吸の仕方さえ知らない人がほとんどであり、であるにもかかわらず病気だなんだ言っても、説得力のかけらもありません。
ヨーガで行う禅定呼吸と呼ばれる手法の場合、座ったままの状態で息をまず鼻で吐き出し、その後口ではっはっはっとさらに出し切ります。この時へその下(丹田)に意識を集中して、吐き出すときに腹がへっこんでいくように吐きます。これがいわゆる腹式呼吸であり、吸うときに腹が膨らむわけですが、吸うときに胸が膨らむ胸式呼吸は心身の状態だけでなく美容にさえ悪い呼吸と言えます。
呼吸時は呼吸だけでなくいろいろ意識するとさらに効果が増します。体のある部分に意識を向けることを、気功の言葉では「意守」あるいは「凝神」などといいます。意守の場所は世の中風にいう「ツボ」と言われる場所であり、胃を強くしたい場合は「足三里」、頭痛があるときや頭痛もちは「大敦」、不眠の時は「勇泉」もしくは「失眠」などを意識しながら長息を行います。
このように自分で、しかも移動時間やヒマな時にでもすぐできる、呼吸と精神の安定法はこの世界にたくさんあります。これはほんの初歩中の初歩です。