30 年前、飢餓で毎年 1500 万人もの人が亡くなっていて、
その 8 割が 4 才以下の子供である、と言う事実に、
私たちは言葉を失った。
ベンツを乗り回し、
成功者の仲間入りをしている気分に浸っていた自分は終わった。
私の成功の意味が変わった。
小さな自分には違いないが、
自分にはまだ、考えることができる。
飢餓の人々が、
私がカッコつけて生きることや、
勝ち誇って生きる虚しさを教えてくれたのだ。
こうして、
JLBA が食改革に取り組んだのは偶然ではない。
この大きなテーマは私達が何のために生きるか?
真の人生の意味、意義ある人生に立ち向かわせてくれた。
2008 年 3 年の準備を終えて、
ローフードマイスター検定コースはスタートした。
ローフードテキストに基づくローフード技術の普及目標は、
当時から “ 世界人口の 1 % ” と決めていた。
それは全く、雲をつかむような目標だった。
(https://ameblo.jp/jlba-2030/entry-12539530098.html)
これは、私たちのトップの言葉です。
ここには、愛しか存在しない。
それは単なる異端としての歩みではなく、
死にゆく子どもを目の当たりにして人生を変えた理事の、
愛の事業が JLBA を創り上げてきました。
その情熱が、私たちを率いてきました。
そして生まれたのが本書、
『生活習慣病を終える』です。
2019 年 12 月 15 日出版
*
人生とは、まったナシの、
今ここで起こっていること。
私たちがマネージしなければならない現場とは、
今この瞬間。
世界の 20 億人の人は、
飢餓のなかで今この瞬間、
ただ、
生きることだけに必死。
(死ぬ瞬間は、抱いていて、コロッと息を引き取る)
一秒一秒、
いま生きていることが奇跡──
人は一生をかけて、
自分のペルソナ(仮面)を修正して生きていきます。
ペルソナを外せば外すほど、
本来の自分が持つ存在の力が高まります。
そのためには個々それぞれが持っている
想念、観念、既成概念や常識という物差しを一切取り除き、
ありのままの自分を生きることが大切です。
そこには、ただ、
なまなましく生きている人間が存在します。
それが生きている人間の現象です。
その現象(表現)を以て、
執筆者それぞれの経験と確信、
自分は何を生きるのか、
何を理想として生きるかを
はっきりと持った上で、
ローフードという整合点において集結したものが本書です。
たとえば、普段あまり健康について意識してこられなかった方が、
健康診断や身体の不調をきっかけにご自身の健康を見直し始めた、
或いはそれを気遣うご家族へ、
何らかの気づきを届けるひとつのヒントになれば幸いです。
ぜひ多くの方に届きますように。
ゆるぎない情熱、愛と感謝を込めて。